お一人さま「越中と信州」へゆく 【後編】
故障により、山を走るトレランレースとかでタイムを縮めることがちょっと難しそうなので、これまでと違う方向から山と向き会おうかと。歩きでも出来ることとして山菜取りに挑戦してみました。
山菜取り名人の方にガイドを頼みました。車で移動中に色々と質問。
しろ 「山菜を採ってはいけない山ってあるんですか?」
名人 「国有林ならOK、でも自然保護区はダメ。所有者が個人の山は地主に確認です」
しろ 「そこらへんの山と、これから山菜を採りに行く山は何が違うんですか?」
名人 「山菜を取るのに適しているのは沢ですね。じめじめして人が暮らしずらいところです」
しろ 「尾根じゃダメなんですか?」
名人 「山菜の数が少ないです、強い山菜しか生えません」
名古屋からきたご夫婦とわたし、そして名人の4人で妙高の山に入ります。
地図はありませんが、標高は200〜500mくらいまでの所を移動しながら摘んでいくとのこと。車から降りて、名人の説明とともに摘んでいきます。

まずは 「あまにゅう」 天ぷらに なんだっけ? 「にわとこ」 かなあ

「ウド」 山菜の王様。野菜ステック、油炒め、きんぴらに。このあたりは土に残して切ってとのこと
おばちゃん「あたしウド大好きなのよね、天ぷらは美味しいし、捨てるところないし」
しろ 「じゃあ、わたしが好きな女の子にウド送ったら喜ばれますかね?」
おばちゃん「そりゃもう、ウド送られたら 女はイチコロよ」
それはいいことを聞いた! しかし、神奈川に戻ってからウド片手に冷静に考えると何か間違っている感じがするのは気のせいでしょうか。

手に持ってるのが 「十文字シダ」 えっと 「あかいたどり」 かな?
後ろに生えているのが 「こごみ」

「いたどり」切り口がべたべたします 「よしの」 まだ小さいので収穫せず

「りょうぶ」 さるすべりに似てるから枝で判断 「みつばあけび」 歯ごたえのよい人気山菜
塩茹でして刻んでご飯にまぶすとウマー 塩水でゆでて、流水でえぐみを取る

「とりあししょうま」 油炒め、天ぷらに 「アザミ」 何にでも調理できる万能草
山菜採りは装備が大事。びく(竹かご)の方が山菜の持ちが良く、ビニール袋だとすぐに傷んでしまいます。
今日は雨だから、ゴアテックス製の湿気を逃がす雨具にして、下着も化繊が良いです。安い雨具は縫い目から濡れて、藪漕ぎに適しません。山の遭難は低体温症に注意です、装備にお金をかけて快適に過ごしてくださいとのこと。
言われてみればレンタルしたゴム長靴は絶大な威力を発揮。運動靴だとこの雨の中や斜面には適さないかも。

「しろばないかりそう」 「にりんそう」塩もみにして、おひたしに
花言葉はあなたを捕らえる トリカブトに似ている、花が咲いているかで判断

「まむしそう」毒草、採らないこと 「たけにぐさ」毒草、切り口からオレンジ色の汁
毒草はちょっと噛んでみると舌がビリビリ痺れますから、不明なものは摘まないでくださいとのアドバイス。

「カタクリ」片栗粉のカタクリです 「おおばぎぼうし」酢味噌和え、おひたしなど
花・葉・茎全て食べれます 手前にこごみ写ってます

「よもぎ」よもぎの天ぷらは旨いよ 「つくし」卵とじに
もうスーパで春菊なんか買えないよ、と名人 こうゆう楽に取れるやつを取るんだよ、と名人
つくしが生えているところには「すぎのこ」も生えます。こんな風に関係し合っているのが分かると山菜採りは楽しくなりますよ。なるほど、言われてみればこの2つはどこでもセットだった。

「わらび」重曹にさらします 「クズ」葛粉のクズです、天ぷらに
今日はあんまり採れなかった
しろ 「あれ? 名古屋のおばちゃんが静かになりましたね、遠くにいるし」
名人 「静かになった人は要注意です、すごい量をとってきますよ」
名人の言葉通り、おばちゃんは大量のふきのとうを採って帰ってきました。

「ゴマナ」炒め物に。羽に産毛、茎が角っぽい 「ふきのとう」天ぷらに

「たらのめ」とげが特徴。天ぷら、ホイル蒸しに 「こごみ」これは上物です
芽を全部取ると木が枯れるので注意 半分残して来シーズンにも生えるように
雪の中から力強く生えてくるこごみを見ると、その凛とした姿に雪国山菜の息吹・パワーを感じます。わたしも腰が痛いとか言っている場合じゃないなあ。
こごみは一週間違うと大きく育ちすぎてしまう。そんなときは標高上げるか、日蔭のものを採るそうな。天気いいと上に伸びるから細くなる、上に草とか邪魔なものがあると太いの取れるらしい。
また北斜面に生えてるものは小さい、生えてる山菜の種類も変わってくるとのこと。

こんな感じで採ってます 名人が穴場を紹介してくれる

たくさん採れた! 実に壮観だ みんなで仕分け、並と上物を比べたり
そういえば、山菜の女王「こしあぶら」が見つからなかった、木自体なかったなあ。残念。
それでも4人で100人分の食材になるくらいの山菜を摘みました、山には食べ物がいっぱいです。山菜とりは日本古来の山遊び、だからハマるんだそうです。
いよいよ夕飯であります。
山菜の天ぷら、和え物、煮物。そしてとりモモ肉のフキ味噌のせ、鮭ホイル蒸し、リョウブご飯とすごいラインナップ。山菜はすべて今日摘んできた天然物、もう食べまくりだ!

山菜天ぷら19種類 山菜和え物・煮物10種類
こごみ、にわとこ、たらのめ、スイバ、ヨモギ こごみたらこマヨネーズ、つくし卵とじ
十文字シダ、ウド、あざみ、ふきのとう、つくし ウドきんぴら、ウド酢味噌和え、ウド胡麻和え
とりあししょうま、あまにゅう、おおいたどり にりんそうおひたし、こごみ鰹節煮
ゴマナ、リョウブ、エノキダケ、クズ 冷奴フキ味噌乗せ、わらびおひたし
あかいたどり、ユリワサビ みつばあけびおひたし

食卓で揚げながら食べるのです 採れたて・揚げたては超うまい
いやはや、都心で食べたら5000円くらいするのでは。天ぷらは茎のある山菜ほうが歯ごたえがあって好みでした。ウドのきんぴらってこんなに旨いのかと発見。
今日摘んだものを今日食べる。新鮮なものを食べられるのはなんと贅沢か。
食べ終わってから、宿に併設されているバーに一人で行った。地元の人も集まっていて、飲みながら色々話しました。
「学校のイベントでふきのとうを1人2kg採る」 そうな、やっぱ山菜に詳しいんだな。
「(信州の)信濃町に住んでいるのに花粉症なんですよ、ハハハ」 面白い人が多かった。
「秋にはキノコ狩りもあります、これまた楽しいし、おいしいですからぜひきてください」 とのこと。これはまた来なければ。

お昼にはこごみ入り親子丼 売り物のこごみが上物か分かるようになった
お一人さまの旅はここで終わりです。なんか、ちょっと山菜に詳しくなった。
採り続けないと忘れちゃうな。料理も色んな方法があるけど、天ぷらにすれば大体食べられる。
今回気づいたのは、似ているような草がいっぱいあるんだけど、微妙に違うこととか。葉の生え方、芽の本数とか。あとはどれが上物でどれが並品かも分かったり。毒山菜もあるし、もっと採りにいって自分の知識にしないとなイカンなあ。
ともあれ山菜取り、実に面白かった。これはハマるかも。
帰り際、少し散歩してみました。自然と土を見てしまいます。

たらの目がある、こごみは細くて小さいな、フキのとうは花が開いてる。もはや視点が山菜メイン
コメント
ヤイヤイ!山菜取り、楽しそうねぇ〜
てか、美味そうぅ〜〜
ワシ、田舎っぺなのに・・・
全然、知らないや・・・山菜。。。
「山菜の女王」を知らない時点で終わってるかもねw
しかし、しろちゃん、詳しいねぇ山菜。。。ナンデ?
お一人さまの旅!いいぢゃん
ワシは、「旅」なら断然「お一人派」だね!
今回みたいにイイ出会いがたくさんあるぢゃん♪
レースも刺激的で楽しいけど、「旅」の楽しみは無限大だね!
おいしそう
フキノトウ大好き!
ぼくはフキノトウとアンチョビのスパゲッティをつくります。アンチョビの塩辛さとフキノトウの香りがベストマッチ。癖になりますよ。
とりあししょうまなんて、まんま葉っぱじゃない!見分けられないよ〜
北国出身の会社の先輩は、夏休みの宿題で「薬草採取」があると言ってました。
よもぎとか2kg(乾燥で)採るらしい。自然と山菜に詳しくなるんだろうな〜。
山の中で育ったのですが、山菜のことは全然わかりません。
山に行く時にはこのページ印刷していかないと。
モテる!!
いや、マヂでw
うちの住宅にシソが生えるんだよね。でもなんか洗ってもどうにもあんま美味しそうに見えなくて
食べずに終了しちゃんだよな〜(隣のおばさまは食してる)
名人と一緒だと勉強になります。どの大きさが上物とか、料理方法とか、どのくらい残して枯れないようにするとか色々教わりました。神奈川でも摘めるのかな、でももう4月末だから難しいかも。
これまではただボーっと山を歩いていただけでしたが、山菜以外にも、木の名前とか、花の名前とか、鳥の名前とか知っていると、山歩きはもっと楽しいかなと感じた旅でした。
■ごうやすさんへ
いやいや、わたしも山菜は詳しくないです。名人に教わりっぱなし。
振り返れば企画盛りだくさんの旅でありました。一人でも面白かったので、大勢でこれればもっと楽しかったかも。
身体が治るまでトレランレースはしばらく控えますが、リハビリがてら歩きでは山に入ろうかと。新しい楽しみを追求していきますわ。四国遠征ではよろしくお願いします。
■つぎさんへ
ふきのとうの天ぷらは旨いですね。アンチョビのパスタとはおしゃれな。わたしはアンチョビをピザに載せるのが好きですよ。
山菜をあれだけ摘んだら料理も勉強してみたくなりました。レースに出れなくても、世の中面白いことはいっぱいあるのかもしれませんね。
■caiseiさんへ
山へ行くとシダ系は類似品が結構多かったよ、似てるものが多くて経験を重ねないと良くわからんとです。
ただの葉っぱも多かった。わたしは葉っぱの天ぷらより茎とか芽の天ぷらの方が好みかな。リョウブご飯も美味しかった!
天気の良いなか山菜採るって言うのは、何気にいい趣味かも。土に親しむのはよいですね。
■Jさんへ
いやはや、練習もできずレースにも出れず暇すぎて、山菜採りで長野まで行ってしまいました。
実に面白く行ってよかった、春の雪山って爽やかでいいですね。スノーシューとか履いて散策したくなってきました。山スキーも面白そうなので、どこかで挑戦してみたいところ。山形月山でも行こうかな。
■mepannaさんへ
ほんと!? モテるかなあ。そう言われると花婿修行として山菜をちゃんと覚えたくなってきました。今度ウド差し上げます(笑)。
もし、左足を故障してなかったら、同じ日に開催された霞ヶ浦マラソンに出て、華麗にフル3時間20分台で走り、たくさんのラン仲間と打ち上げをハシゴしながらどんちゃん騒ぎして、サロマに向けて決意を新たにしていたかと。
どちらが良かったかはわからないですが、どっちへ進んでも我が人生か。
ブログに遊びに来てくれてありがとうございます。今、うちのロッジの裏山にも山菜が出てきて、毎日山菜とりがてらトレーニングしてます!
山菜名人に教えてもらうと、バリエーションが増えていいですね!
タラの芽とコシアブラ以外の山菜も覚えるようにしよっと。
新鮮な情報
きいたこともない山菜もたくさん。
ウドって山菜だったんですね〜、しらなかった。
たべていいもの、いけないもの。こういうのってあとでわからなくなるから、
こまめにデジカメ撮っておくと便利ですね。
しかしまあ、妙高までいったんですね。これは地味なツアーの一種なんですか?
山菜の天麩羅、さぞおいしかったでしょう。いい経験されましたね。
関東だとどのあたりの山が宝庫なんでしょうかね。
そのうち、山菜採り企画たててください。
わー、裏山でトレーニングがてら山菜採りとは、ステキ。
わたしは坐骨神経痛でトレーニングを控えているから、うらやましいな。
桧枝岐大会も出るんですね、わたしも行きたいけど故障中なので我慢・・・身体が治ればレースにも復帰したいと思っております。でもメンツ足りないときには声かけてくださいね、暇なんで喜んで駆けつけますわー。
■素浪人さんへ
天ぷら美味しかった、苦味の効いた春山菜の味をたっぷり堪能しました。
故障でトレランができず、読図山行など地図読みで遊んでましたが、その次は山菜になってしまうとは(汗)。
関東でも山菜採りしたいんですが、どこがいいのかなあ。以前、葉山でトレランしてたときドクダミを採っているおばちゃんを見た気が。あの辺り沢が多いからちょっと見に行ってみようかと。山菜採り企画とか立てられるくらいになりたいな。
渋いですね。
天ぷらめっちゃ美味しそうです! 大人な感じぃ〜
おじいちゃん、おばあちゃんもいい方々ですねぇ。
下調べして行ったんですか?? お一人様でもかなり楽しそうです(笑)。
そういえば先週ソンジン行ったんですよ。。。
でもねでもね、6時までってことすっかり忘れてて・・・・
着いたの6:20分で(悲) 途中のペットショップとかで
寄り道しなければ余裕で着いていたのに〜 悲しすぎます。
悔しいので叙々苑でお肉食べて帰ってきました。
でもまたトライしてきます!!!
いやはや、周りにも「山菜取りに行きませんか?」って声かけたんだけど、長野は遠いとかで、結局1人でいくことに。
でも、山菜はどれも美味しかった。苦味が春のパワーを感じます。懲りずに次回はキノコ採りツアー行ってきます(汗)。
おおぉ、ソンジン行ったんだ。himeさんにはぜひホットケーキ食べて欲しかったから、20分オーバーとは残念です。近所には有名パン屋もあるし、沿線には人気天ぷら屋もあるから、神奈川ごはんリベンジしましょ。
視点が山菜目線ってわかりますよ〜。私もGW少し山歩きしてきましたが、ついつい探しちゃいますもん。目が慣れてくるとかなり色んな山菜があるから面白くなってくるんですよね!!
山菜ではたらの目の天ぷらが一番好きですっ!!食べたいなぁ〜
おー、もこさんも山菜を探してしまいますか。いい事だー。
香り高い野生のウドを食べて以来、スーパーのウドがなんとなく物足りず。
たらのめが好きとは! たらのめに似ている山菜があるんですよ。たらのめ(枝のトゲが細かい)、はりきり(枝のトゲが大きい)、こしあぶら(枝にトゲがない)の3点セット。来年、みんなで採りに行って食べ比べしてみましょうよ。
お久しぶりです
やっぱり忙しそうに感じるのは気のせい・・・(^−^;)?
山菜採りだなんてまた素敵なご趣味を。
でもてんはお子ちゃまなので山菜は苦手なものが多い・・・(−_−;)。
苦いものはたいてい駄目です(×_×;)。
山菜に限らず。
コーヒーもしめじも秋刀魚もゴーヤもビールもカンパリも(笑)。
一応女のつもりですが、独活ではいちころになりません(笑)。
てんはむりやり巻き込まれた自然観察クラブ、
そろそろ仕事を理由に辞めようと思ってます・・・。
鳥や植物は好きなんですけどね・・・楽しくないんだもん。。。
ニリンソウも食べられるんですね。ビックリ。
おととし上高地でニリンソウの群生をみました。
カタクリも城山の方に昔観に行ったなぁ〜(^^)。
野草は素敵ですね♪
おー、ひさびさ。一人暮らしや出張は如何かな? コメントありがとね。
やっぱり、ウドではイチコロになりませんか(汗)。たしかに山菜は苦いのが多いです、でも癖のない山菜もありますから、なんとか大丈夫かも。
自然観察クラブって名前が良いですね、でも楽しくないのかあ。あらら。人生1度きり、あれもこれもは無理だから面白いほうへ行きましょ。
花のポケット図鑑買っちゃった。ニリンソウの仲間には、イチリンソウ、サンリンソウもあるんですよ、図鑑見てもすごく似てるの。名前が分かると、その由来とか色々見えてきて楽しいね。
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名人と一緒だと心強いですね。秋のきのこはなおさら、名人がいないと安心して食べられないですよね〜。
私はよくわからないので、基本山菜は「もらう」ことにしています。
自分で採ったほうが美味しいんだろうけれど、よくわからないので・・・
自分で採るのは、タラの芽と蕨とふきのとうくらいかな。
やっぱり天ぷらが最高ですね♪