2017-10

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地図読みセミナ 上級編 にゆく

日曜日は平塚晶人さん講師による読図講習会に参加、全5コースの上級編です。
先月奥武蔵の読図山行で上げてきた地図読みスキルに、さらなるてこ入れをするためにより高みを目指してセミナに参加することにしました。周りに声をかけたら師匠もいきたいと言うので2人で参加してきました。
ちょっとディープな記事で申し訳ないですが、メモ記録と言うことで。

朝、秦野駅の集合場所にて平塚さんと合流。
読図に関する書籍など、ほとんど平塚さん・村越さんのお二人の著書で占められるほど読図界では有名な方です。
参加者はうちの師匠を含め若い女性ばっかり6人。わたし1名男性と言う黒一点な状況。初中級の日程が合わず、いきなり上級からの参加でついて行けるのか伺ってみました。
 しろ  「上級ってのは、初中級とどのあたりが違うんでしょうか?」
 平塚氏「初中級は尾根だけですが、上級には沢が出てきます」

女性陣は初級・中級を経て参加している方ばかりで、常連の様子。車中では華やかな黄色い声が、うちの師匠もう馴染んでるし。

車は湖の近くの駐車場で停車。
トイレ休憩と思いきや、「地図を渡します、現在地がどこかを示してください、ではどうぞ」
う゛っ、さすがは上級編・・・  ええと、コンパスで整置(※地図の南北をあわせること)を行い方角確認、湖の端は西側あって、道路の反対側にも湖、向こうに橋が見えるから・・・ここだろうと指をさす。
時間はかかったが何とか正解。しかし、「コンパス使うのに10秒もかかっていたら山では役に立ちません、素早くできるように練習してください」との指摘。あうう。
しかしながら、これまでの受講生がどんなポイントをヒントにしたのかの話が面白かった、湖の中の小島や、遠くに見える神社とか。他にも目の前の山の地形の見方とか、座学的な要素をいろいろ伺う。
DVC00308_20090317232102.jpg
地形図と実際の山の形を確認をしてます。

車でさらに移動、今回のメインルート西丹沢へ。
全行程約7Km、前半は登山道、途中から藪こぎも入る徒歩6時間ほどのルートです。
渡された地図には細かく番号が振られ、その番号間を歩いて行きます。先頭は順番に指名されて交代。
 平塚氏「では、Aさん、次のポイントまでの過程を説明して」
 Aさん 「50m登り、傾斜は緩やかで途中から急です」
 平塚氏「目的地の説明をしてください」
 Aさん 「目的地はピークで、本尾根が右、支尾根が左です」
 平塚氏「注意点は?」
 Aさん 「途中に隠れピークが予測されます」

若い女性がスラスラと答えていく様子に師匠と二人でびっくり。本尾根と支尾根って何? レベルが違いすぎるのを直感。 
「すごいですね」って言ったら「これ簡単ですよ、普通です」とあっさり。初級、中級ときちんと参加してきた方々で、ようやく上級編に入ったらしい。今日で全カリキュラムを卒業する方もおりました。きっちり教育された彼女らと、山で独自に修行してきた我々とではこんなに差が出るものなのか。この技を覚えて帰らねば。

DVC00329_20090317232222.jpg DVC00334_20090317232239.jpg
どんどん進む                       藪漕ぎもする

歩いて行きながら講習は進む。
 平塚氏「この山頂から下る場合の注意点は何ですか」
 しろ  「ええと、その・・」
 平塚氏「約40m下がった地点で尾根が2つに分かれます。霧などでガスっていても道を間違えないように、山頂の時点でこの分岐を把握してから行動して欲しいです」

地図には問題の尾根分岐が書かれていた、これって晴れていれば間違えることはなさそうですが、悪天で同じことができるかって言うのは新たな視点だった。
chizu1.jpg
ピーク1292mから青線で下山するとき、赤線に進んでしまうリスクを山頂で把握してること

地図を見ながら進みます
 しろ  「この沢とか結構大きいのに地図には書いてないんですね」
 平塚氏「いや、ちゃんと書いてありますよ、(2)のところです」
 しろ  「ええっ、これですか!?」
 平塚氏「しかも(1)(2)の双子の沢ですから、とてもわかりですよ」

こんな小さいので分かりやすいだなんて・・・これまでは目にも入らなかった。
chizu22.jpg
(1)(2)とも現場でははっきり見えますが、地図上では(2)はちょっぴり・・・デリケートだ・・・

沢を進むときに話を伺う
 しろ  「この尾根線(赤色)を目印にします」
 平塚氏「沢を登るときに尾根を判断材料にしてはいけません、沢を見ます」
 しろ  「え? 尾根は全くみないんですか?」
 平塚氏「材料にするのは支沢合流8割、沢の曲がり2割、尾根はゼロです」

chizu3_20090317232720.jpg
青線で進む時には、赤色の尾根線を判断材料にしてはいけない、間違う原因になるらしい

1079mピークへ行くのに
 しろ  「この途中にある(赤線の)大っきい沢が目印です」
 平塚氏「さっきと逆で、尾根を下るときには沢を見てはいけません、みるのは尾根だけです」
 しろ  「え、こんなに大きくて立派な沢なのに、見ないんですか?」
 平塚氏「はい、見ません。ちゃんと理由もあります」

その理由を理路整然と説明してくださる様子に、読図に関しての圧倒的な経験量と理論が垣間見れます。頭で何となくわかっているのと、実際に人に説明できる能力って全く別だなと改めて実感。
chizu4.jpg
青線で進む場合、赤線のデカイ沢を判断材料にしない。なんと衝撃的な。

尾根上のピークを進むのに
 平塚氏「では次の地点まで整置してくだい」
 しろ  「え、地図でわずか2mmですよ。そのまま歩けばいいのでは」
 平塚氏「慣れれば不要ですが、慣れるまで尾根分岐では必ず整置してください」
 しろ 「尾根上を右へ右へと行くから、2つ先のポイントに整置しちゃダメですか?」
 平塚氏「それだと間違えた場合、間違えた事を検証できませんからダメです」

chizu5.jpg
青線端と端、わずか2mmを製置する理由は、尾根が2つに分かれるから。確実性を重視

今日一日でいろんな事を習った、
過程と目的地に分けて考えること。尾根と沢では読み方が異なること。悪天ではより慎重に細かく整置すること。
尾根線を進む場合、整置するには目的地やコース上の道ではなく尾根線に対して整置することを習った。そして本尾根と支尾根の考えは目からウロコだった、この技があればたとえ目的物が少なくても迷うことはかなり少なくなるのでは。
地図の読み方の深さが変わりました。注意の仕方も変わった、考え方も取り組みも変わった。もっと早く初級から受けていけばよかったなあ。

DVC00327_20090317232434.jpg DVC00340_20090317232453.jpg
西丹沢はとても清らかな情景でした。キレイだなあと素直に感動、復習かねてまた来たいな。

コメント

女性比率高いんですね。。。
よしっ!私も参加しよう。

ぼくも

初級からしっかり参加して、レクチャ技術を盗もう。すると、前回よりももっと面白い練習会ができるよね。

ちなみに、①のラインが間違ってます。そこは尾根です。①は②の左隣、小さく見える沢です。たぶん。

ごめん

左隣じゃなくて右隣です。②のちょうどした辺りの沢です。

■Jさんへ
はい、これまでも女性の参加者のほうが多かったそうですよ。
こちら4/1以降のレースにてパートナーが見つからず、「はじアド」からの参戦は見送るとうらさんに伝えました。ですのでmixiにもログインするのが減っていきそうな予感が。。
来季はJさんのいる雪山で新しい人生を始めてみようかな。山菜とキノコとスノーシューに興味を向けようかと思っております。

■つぎさんへ
故障中でもナビゲータとしてレースに関わっていくため、去年より読図をスキルを上げてきましたが、奥武蔵以降レース未定となってしまい目的が薄くなりつつあり(汗)。ちょっと様子見に入ります。
今後は周りに声をかけて「歩きメンバー」探しを行って、見つからなかったら自分の居場所を含めて新たな方向を考えていかないとイカンですな。まあ、なんか考えていきますわ。

山菜やきのこは苦手ですが、スノーシューならいつでも。
そうだ、西丹沢で沢登もいいですね。

つぎさんが指摘している部分はそもそも現在地が沢ですよね。

人のブログで

地形図談義を始めるのも何だが……。

Jさん、そうですね。現在地が沢のようですね。
写真だと沢をしたから見上げているように見えるので、①と②の並びが地図と反対になるだろうということ。①と②で等高線の出っ張りの向きが逆なので、①のラインは勘違いだろうと。そして、平塚氏の「双子の沢ですから」という発言から、地形図上の①のラインは②のラインの右隣、ちょうど②の真下あたりの沢かなと考えてみた次第です。


丹沢はヒルが多いですけど、沢登りにはいいところですよね。ぜひ行きましょう。ただし、滝をリードで登る技術はまだありませんが。

■Jさんへ
スノーシューとか、ワカンとか、来期は初めてみようかと。山屋のお友達から軽アイゼンまで薦められております。
スキーを兼ねて、スノーシューレースに出てこようかな。

■つぎさんへ
携帯カメラで撮っていますので、写真の画角が狭すぎて全貌が入らず申し訳ないのですが、一応解説しますと、地図上の(1)と(2)間にあります川から30m上の太い等高線がピコっとしているわずかな曲がりが現場写真の中央(ホントに写真の真ん中)に写っている尾根線になります。そのわきに(1)と(2)の沢線があるよと言うのを伝えたかった写真であります。

川を

見落としてました。
なぜ?

リンクのお知らせ

しろさん、初めまして。以前から楽しみに拝読しております。
サイドバーに、

>このブログはリンクフリーです
>コメントあると嬉しいです 

とありますので、事後報告ながら、リンクしたことをお知らせいたします。
読図講習ではどんなことが教えられているのか、具体例として、しろさんの記事を紹介させて戴きました。 

しろさんの お仕事がお忙しい様子が伺えます。ご実家の方もまだまだ大変なことと思いますが、陰ながら応援いたします。

■蝉丸さんへ
コメントありがとうございます。2009年の記事でありますが、お役に立つなら嬉しいです。
地形図の読み方はアドベンチャーレースやロゲイニングなどで数多く実践してたことと、日程の都合からいきなり上級セミナに参加しましたが得るものが沢山ありました。やはりその世界を極めた達人の方の言葉は参考になります。
わたしは左足の調子が悪く今は山へ行ってはいないんですが、このときに一緒に学んでいた方々は今は冬山に登っています。吹雪で地図が飛ばされるから、登る前に地形図を頭に叩き込むって言ってたなあ・・・みんなものすごい先に行っちゃってます。

初めまして。 読図で検索していたらたどり着きました。 平塚さんの講習に参加したくなりましたが、HPを見たら参加締切でした。 残念です。

■まあさんへ
コメントありがとうございます。
初心者向けの読図会なら結構見つかるのですが、ここでの上級クラスの内容は平塚先生ならではでした。
先生は読図に関する著書を沢山出しているので、本で勉強しても面白いですよ。わたしも3冊持ってます。

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プロフィール

「しろ」

Author:「しろ」
住まい: 神奈川県
年齢: 30代
趣味: カフェ巡り・パン屋巡り
    離島や海外で遊ぶこと
好物: カステラの茶色いところ
    ホットケーキ
    フレンチトースト

フル:    3時間43分
ハセツネ: 19時間19分
5000m走: 20分12秒
5000m海:  2時間2分
400mFr:   6分59秒
100mFr:   1分30秒

マラソン、トレランは5年目。
海泳ぎは3年目。
ブログ歴3年目。
故障歴2年半(継続中)

サロマ湖100kmウルトラマラソン完走をめざして走り始めました。2004年のホノルルが初マラソン。
住宅地でラン練してもつまらないので、近くの高尾山を走ってたらトレランの世界を知り、2005年からハセツネにも参戦。同じ年にニューヨークシティマラソンで出会ったラン友から海泳ぎの世界を教わり、遠泳にもハマリ中。

しかし2年前から左足の痺れと腰痛が。どうやら坐骨神経痛らしいです。痛くて走れず泳げず、すべての練習を中止。
練習もできず大会も出れず体重は+13Kg増量中・・・ あまりにもヒマなのでそこら辺をプラプラしております、気づけば47都道府県のうち46まで制覇中。



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コメントあると嬉しいです

■■2011年参加大会■■
なし

■■2010年参加大会■■
3/13 東京エンデューロ
5/16 ホノルルトライアスロン
7/25 ビックスイムinトーヤ
9/4 式根島アクアスロン

■■2009年参加大会■■
1/11 有度山ロゲイニング
1/18 ジュニアチャンピオン大会
3/1  サン・スーシ大会
3/29 奥武蔵レクロゲイニング
4/5  青梅高水山トレイルラン
4/11 エクストリーム那珂川
5/31 ARJS三浦横須賀
6/20 式根島アクアスロン
8/2  四万十川水泳マラソン
8/16 奥松島OWS
8/23 姫路家島OWS
8/29 湘南OWS
11/22 イーハトーブマスターズ

■■2008年参加大会■■
1/20 フロストバイト
3/9 大山登山マラソン
3/16 湘南国際マラソン
3/23 新城トレイルレース
4/6 青梅高水山トレイル
4/13 ロンドンマラソン
4/20 かすみがうらマラソン
4/29 横浜駅伝
5/18 野辺山ウルトラマラソン
5/25 インターナショナル・ココス・クロッシング(グアム)
6/8 横田駅伝
6/14 座間味ラフウォータスイム
6/22 サロマ湖100kmウルトラマラソン
6/28 式根島アクアスロン
7/6 北丹沢12時間山岳耐久レース
7/12 新島オープンウォータースイミング
7/19 富士北麓24時間リレーマラソン
7/25 富士登山競走
7/27 パンプキン争奪マラソンスイミング
8/3 信州爆水RUN
8/10 湘南オープンウォータースイミング
8/17 富士山クロスカントリー
9/6 エクストリームシリーズ奥大井大会
9/21 せとうちOWS
9/23 ビーチエキデンフェスティバル
10/5 東日本国際駅伝
10/12日本山岳耐久レース
11/8 EKIDENカーニバル西東京
11/30 朝霧ロゲイニング

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