四万十川水泳マラソン にゆく
去年、急な仕事により行けなかった「四万十川水泳マラソン」。
マラソンと名がついていますが、走るところはなく川を5km泳ぐレースです(3.5kmの部もあり)。
わたしは海で泳ぐのは慣れていますが、川でのレースは初めて。いったいどんなレースなのか、日本最後の清流といわれる四万十川を 「泳いで・川岸をサイクリングして・カヌーで渡って」 たっぷり堪能するプランニングで行ってみよう。
いざ南国土佐へ2泊3日の旅へ、相変わらずお一人さまでGo。

「清流」の文字がなんとも誇らしい。 国も認める清らかさ。
羽田から高知空港へ飛行機で90分。空港からバス2本乗り継ぎ、坂本龍馬記念館 を見学。
龍馬さん、33歳で逝っちゃったけど生きていたらどうしていたのかな。政治よりも商売すきそうだものね、海運業で大財閥になったんじゃないかな。戊辰戦争とか、きっと本意じゃなかったんだろうし、薩摩と長州が殆どの内閣とかどう思ってたんだろと、龍馬の銅像の脇にてぽつんと座り語りかけておりました。

しかし、龍馬の瞳は桂浜を眺めたまま、なにも答えず。
龍馬さんの愛した 桂浜 に下りてきましたよ、キレイなところです。わずか140年前に彼もここに立っていたのかと思うと胸中にこみ上げるものがあります。しかし夏休みの土曜日なのに人が少ない気が。

高知の名勝・桂浜です。 海流が複雑なようで、遊泳は禁止されています。

アイスクリン。わたしは屋台モノにものすごく弱く、なんでも買って食べちゃいます。

語感・語調・勢いともに素晴らしいチャッチコピー、生状態から焼いてくれますよ
土佐といえば闘犬。四国犬にブルドックなどを掛け合わせたわんこです。
わたしも 闘犬センター を見学してきました。残念ながら館内の写真はブログ公開禁止とのことで載せられませんが、間近で見る土佐闘犬の大きさにビックリ。こりゃ犬の方が人間よりパワーありそうです。

闘犬センター。1試合だけだけど、実際に闘犬同士が戦う試合も見学できました
さて、明日の大会に備えて、四万十川の方へ移動します。
高知駅から中村駅へ、特急で約110分移動です。

高知駅付近の風景、路面電車が走っております。

特急南風13号に乗ります。岡山からの特急ですがなんとディーゼル、なんと3両、なんと単線。
ちなみに普通列車だと1両編成です。高知はバス・電車の本数がかなり少なく、レンタカーで回ったほうが効率がよいかもしれません。今回の旅も乗り継ぎにかなり苦労してスケジュール立てました。窪川駅から予土線のトロッコ電車に乗りたかったけど昼間に4時間も電車がないので、どうやっても乗り継げずに断念。。

車内では土佐みやげを自ら食べまくり。銘菓 「塩けんぴ」 買っちゃった。
夜7時に中村駅に到着。そこではお祭りやっていました。アンパンマンのパワーが強くハッピの柄にも(作者のやなせたかし氏が高知出身)。一通り見学した後は明日に備えて就寝。

中村市ではお祭りやってました、昔から続くちょうちんお神輿だそうです。
さて、翌朝。
いよいよこの旅のメインである水泳マラソンです。宿から15分ほど歩いて会場へ、めっちゃいい天気ですでに汗だく。会場には400人のスイマーが揃います。

会場についたで
持ってきた自前のウェットスーツを装着。無い人はヘルパー(腰に付ける浮き具)を貸してくれます。水難事故防止のためウェットかヘルパーは必須装備に指定されています。
開会式のあとはバスで5km上流のスタート地点へ移動。わたしは裸足で移動したけど、会場では白足袋が無料で借りれた(貰えた?)みたい。気づかなかった・・・

スタート地点に移動。佐田沈下橋を渡ります。おおぉ、これが沈下橋ですか。
気温32度・水温25度、この天候ならウェットなんか要りませんが、大会規則ですから着ておかないと。チャプチャプと遊びます、いい気持ち。

スタート10分前。入水チェックと言いつつ遊んでおります。
いよいよスタート。左足は故障中のままなのでキックが打てませんが、川下に向かうレースですから 浮かんでいれば流されて付くはず との甘い考えで最後尾からスタート。潜ったり、泳いだり、景色を眺めながら四万十川を堪能していこう。

どーん。 5kmの部、10:00に一斉スタート!
泳いでいる様子をビデオモードで撮影してみました。400人も泳いでいる最後尾だから少し濁っておりますかな。たまにわたしの手と足が映っております。
【音あり注意】泳いでいる水中と、仰向けになって水上を撮影してます。
川は意外に深い箇所が多かった、潜ってみると3〜4m位ありそう。足が付かない箇所は全体の8割以上あるので、確かに浮き具があったほうがいいかも。 水質は雨続きだったせいか、感動するほどキレイでもなく。でも、鮎とか跳ねてますから普通の川よりかは段違いにキレイですよ。

実にのどかであります、岸壁の景色がよいですね
90分ほどかけて無事にゴール。トップは62分なので、ずいぶんゆっくりと泳いで(いや、流されて?)きましたわ。真夏日ともいえるほど天気がよくて、泳いでて気持ちよかった。ハイシーズンの四万十川で思いっきり遊べて楽しめた、堪能できた。

ゴール地点ですよ、完泳メダルを受け取ります

四万十川で捕れた手長エビとうなぎが入ります。食べながら表彰式を眺めておりました。

参加賞のTシャツはイラストです。左が去年の、右が今年のです。
さて、午後はレンタル自転車で四万十川の川岸を走ってみます。プチツーリング。
河川は竹林や林などの天然防波堤、その次に田畑・水田、その次に人工的な土手となってます。ですので川からは自然の風景が、土手からは川岸なのに水田が見えております。

自転車で川岸(右)を走ってみます、木々の向こうに川があります

沈下橋も走りますが、開放感がありすぎて何気に緊張いたします。
左岸は道路下は絶壁、緑が濃くて河川の右左で全くちがう印象です。
何気にいいコースです、自転車で走ると景色がどんどん変わって楽しい。自分のロードレーサーを持ってきて走ってみたいものです、四万十川は全長196kmあるので走り応えがありそうですよ。

今度は折りかしえて川岸(左)を走ります、川面まで絶壁で10mくらいの高さが。
2日目の宿は「四万十楽舎」に泊まりました、もと小学校の校舎を利用したお宿。学校だった頃は1学年に児童が1〜3人程度だったとのこと。
その結果小中学校は統合され、今では1校に。とにかく若い人がおらず、地域では高齢化が進んでいるとのことです。

夕食、あまごの塩焼き、手長エビなど目の前での四万十川で取れた食材がたくさん。
さて、四万十川といえばカヌーと言われるほど。
撃沈隊の隊長からも「四万十行ったらカヌーでしょ」 とアドバイス頂きましたので、カヌーでの川下りを申し込みました。

カヌーツーリング(川下り)に出発です。およそ5kmほど下るらしい。
途中、手長エビの漁師さんに会いまして、話しかけてきました。
しろ 「今日の四万十の水はキレイですか」
漁師 「まあ、ふつうだね。昔はもっときれいだった、どこの場所でも川底の石がはっきり見えた。今は見えないところもあってずいぶんと汚れてしまったよ」
しろ 「でも、町ぐるみで川を汚さないように気をつけているのでは?」
漁師 「山や田んぼなど後継者がいなくて荒れている。荒れてしまうと雨のたびに土砂が流入してしまうんだよ。あとは工事なんかでも大型重機をつかうから必要以上にダメージがある、昔は工事だって人力の手作業だったからそんなダメージも無かった」
しろ 「なるほど、深い話ですね。ちなみに今日はエビは取れてますか?」
漁師 「昔の10分の1だよ、以前は地元で食べる量しかとらなかった、今はそれ以上にとっているから減ってきてしまったよ」
清流・四万十川も以前と比べると少しずつ汚れてきている様子。
てっきり生活排水かと思っていたら、荒れた山や畑からの土砂流入が原因とは。小学校が廃校になるほど後継者不足の問題も含めて、簡単に解決できないテーマに。地元の人と話さなかったら知らないままだった。

手長エビを取っている漁師さんに会う、色々話を聞いてみました
一緒に下ってくださるカヌーガイドの方は国内・海外の川を問わずカヤックで回ったという、生粋のカヤッカー。
しろ 「ガイドさんがカヌーで遊ぶ場合はどんな川を行きますか?」
ガ 「増水した川だね、台風のあとは最高。この沈下橋よりも2mくらい水位が高くなるんだ」
しろ 「え、この沈下橋が完全に埋もれるんですか!?」(だから沈下橋なのだが)
ガ 「この辺は台風になればそうなるよ、そのたび土砂が流れるから川が汚れてしまうんだ」
沈下橋がスッポリ沈下するほどの水量とは恐ろしい・・・ でも、上級者だとそのくらいが楽しいのか。今回は鏡みたいな水面で穏やかな流れを行きますが、確かに物足りない気も。そういえば、わたしもオープンウォータの海レースでは荒れた海の方が好きです、それと同じ感覚なのかな。
そして、川の汚れが土砂流入と言うキーワードはここでも出てきました。ほかの川からすれば十分キレイなんですが。

高知で生まれ育ったガイドさんと語らいながら、カヌーはのんびりと進んでゆきます
しろ 「カヤッカーから見た四万十川の魅力ってなんですか」
ガ 「やはり、川岸の風景でしょう。岸壁工事したコンクリートの川岸とかじゃ味気ないですよ」
しろ 「なるほど、たしかにこの景色はいいですね」
ガ 「子供の頃からこの景色は変わってないですね、水は汚れてしまいましたが」
風景は変わっていない、水だけが汚れた。地元の方はみんなそう思っているみたい。40年前はすごくキレイで鮎が手づかみで取れたそうな。四万十川の支流である黒尊川はまだかなりキレイと教えてもらいました。もし次回高知に来るときは黒尊川にも行ってみよう。

5kmほど下り、ゴールの口屋内の沈下橋に到着。この沈下橋から飛び込みしてきました。
昼ごはんは、地元のお母さん方の経営する 「農家レストラン しゃえんじり」 です。
しゃえんじりとはこちら幡多地方の方言で「農家畑」の意味。地元の路地野菜を主にした、地産地消を心がけているお店。お米まで四万十産で近所の農家の方が作っています。今日のメニューはあまごの南蛮漬け、冷汁、五目すし、川エビかき揚げ、川エビそうめん、ナス揚げ浸し、カボチャ煮物などなど、数10品目もあります。

バイキング方式、1000円。当日にある食材でメニューが決まる、おいしいおいしい。

そうめんにまでエビ入ります、ピーナツの味噌和えがうまい、ゴーヤ炒めも美味しい
すっかり四万十川を満喫しました。そろそろ神奈川県に帰らねば。
朝はうるさいくらいのセミの声、夜はうるさいくらいのかえるの声、道を歩けばトンボやチョウがいっぱい、めちゃ暑い日差し、山遊びに川遊び。家の庭でナスやキュウリ摘んで。自分が小さい頃の夏休みってこんな感じだったことを思い出します。
今回は星を眺めようと思ったけど夜空が曇りだったし、黒尊川も見てないし、やり残しもたくさん。また来たいぞ四万十川。

町並みはこんな感じ、8月の真夏日にバラの花が美しく。 いつか、また高知へ。
マラソンと名がついていますが、走るところはなく川を5km泳ぐレースです(3.5kmの部もあり)。
わたしは海で泳ぐのは慣れていますが、川でのレースは初めて。いったいどんなレースなのか、日本最後の清流といわれる四万十川を 「泳いで・川岸をサイクリングして・カヌーで渡って」 たっぷり堪能するプランニングで行ってみよう。
いざ南国土佐へ2泊3日の旅へ、相変わらずお一人さまでGo。

「清流」の文字がなんとも誇らしい。 国も認める清らかさ。
羽田から高知空港へ飛行機で90分。空港からバス2本乗り継ぎ、坂本龍馬記念館 を見学。
龍馬さん、33歳で逝っちゃったけど生きていたらどうしていたのかな。政治よりも商売すきそうだものね、海運業で大財閥になったんじゃないかな。戊辰戦争とか、きっと本意じゃなかったんだろうし、薩摩と長州が殆どの内閣とかどう思ってたんだろと、龍馬の銅像の脇にてぽつんと座り語りかけておりました。

しかし、龍馬の瞳は桂浜を眺めたまま、なにも答えず。
龍馬さんの愛した 桂浜 に下りてきましたよ、キレイなところです。わずか140年前に彼もここに立っていたのかと思うと胸中にこみ上げるものがあります。しかし夏休みの土曜日なのに人が少ない気が。

高知の名勝・桂浜です。 海流が複雑なようで、遊泳は禁止されています。

アイスクリン。わたしは屋台モノにものすごく弱く、なんでも買って食べちゃいます。

語感・語調・勢いともに素晴らしいチャッチコピー、生状態から焼いてくれますよ
土佐といえば闘犬。四国犬にブルドックなどを掛け合わせたわんこです。
わたしも 闘犬センター を見学してきました。残念ながら館内の写真はブログ公開禁止とのことで載せられませんが、間近で見る土佐闘犬の大きさにビックリ。こりゃ犬の方が人間よりパワーありそうです。

闘犬センター。1試合だけだけど、実際に闘犬同士が戦う試合も見学できました
さて、明日の大会に備えて、四万十川の方へ移動します。
高知駅から中村駅へ、特急で約110分移動です。

高知駅付近の風景、路面電車が走っております。

特急南風13号に乗ります。岡山からの特急ですがなんとディーゼル、なんと3両、なんと単線。
ちなみに普通列車だと1両編成です。高知はバス・電車の本数がかなり少なく、レンタカーで回ったほうが効率がよいかもしれません。今回の旅も乗り継ぎにかなり苦労してスケジュール立てました。窪川駅から予土線のトロッコ電車に乗りたかったけど昼間に4時間も電車がないので、どうやっても乗り継げずに断念。。

車内では土佐みやげを自ら食べまくり。銘菓 「塩けんぴ」 買っちゃった。
夜7時に中村駅に到着。そこではお祭りやっていました。アンパンマンのパワーが強くハッピの柄にも(作者のやなせたかし氏が高知出身)。一通り見学した後は明日に備えて就寝。

中村市ではお祭りやってました、昔から続くちょうちんお神輿だそうです。
さて、翌朝。
いよいよこの旅のメインである水泳マラソンです。宿から15分ほど歩いて会場へ、めっちゃいい天気ですでに汗だく。会場には400人のスイマーが揃います。

会場についたで
持ってきた自前のウェットスーツを装着。無い人はヘルパー(腰に付ける浮き具)を貸してくれます。水難事故防止のためウェットかヘルパーは必須装備に指定されています。
開会式のあとはバスで5km上流のスタート地点へ移動。わたしは裸足で移動したけど、会場では白足袋が無料で借りれた(貰えた?)みたい。気づかなかった・・・

スタート地点に移動。佐田沈下橋を渡ります。おおぉ、これが沈下橋ですか。
気温32度・水温25度、この天候ならウェットなんか要りませんが、大会規則ですから着ておかないと。チャプチャプと遊びます、いい気持ち。

スタート10分前。入水チェックと言いつつ遊んでおります。
いよいよスタート。左足は故障中のままなのでキックが打てませんが、川下に向かうレースですから 浮かんでいれば流されて付くはず との甘い考えで最後尾からスタート。潜ったり、泳いだり、景色を眺めながら四万十川を堪能していこう。

どーん。 5kmの部、10:00に一斉スタート!
泳いでいる様子をビデオモードで撮影してみました。400人も泳いでいる最後尾だから少し濁っておりますかな。たまにわたしの手と足が映っております。
【音あり注意】泳いでいる水中と、仰向けになって水上を撮影してます。
川は意外に深い箇所が多かった、潜ってみると3〜4m位ありそう。足が付かない箇所は全体の8割以上あるので、確かに浮き具があったほうがいいかも。 水質は雨続きだったせいか、感動するほどキレイでもなく。でも、鮎とか跳ねてますから普通の川よりかは段違いにキレイですよ。

実にのどかであります、岸壁の景色がよいですね
90分ほどかけて無事にゴール。トップは62分なので、ずいぶんゆっくりと泳いで(いや、流されて?)きましたわ。真夏日ともいえるほど天気がよくて、泳いでて気持ちよかった。ハイシーズンの四万十川で思いっきり遊べて楽しめた、堪能できた。

ゴール地点ですよ、完泳メダルを受け取ります

四万十川で捕れた手長エビとうなぎが入ります。食べながら表彰式を眺めておりました。

参加賞のTシャツはイラストです。左が去年の、右が今年のです。
さて、午後はレンタル自転車で四万十川の川岸を走ってみます。プチツーリング。
河川は竹林や林などの天然防波堤、その次に田畑・水田、その次に人工的な土手となってます。ですので川からは自然の風景が、土手からは川岸なのに水田が見えております。

自転車で川岸(右)を走ってみます、木々の向こうに川があります

沈下橋も走りますが、開放感がありすぎて何気に緊張いたします。
左岸は道路下は絶壁、緑が濃くて河川の右左で全くちがう印象です。
何気にいいコースです、自転車で走ると景色がどんどん変わって楽しい。自分のロードレーサーを持ってきて走ってみたいものです、四万十川は全長196kmあるので走り応えがありそうですよ。

今度は折りかしえて川岸(左)を走ります、川面まで絶壁で10mくらいの高さが。
2日目の宿は「四万十楽舎」に泊まりました、もと小学校の校舎を利用したお宿。学校だった頃は1学年に児童が1〜3人程度だったとのこと。
その結果小中学校は統合され、今では1校に。とにかく若い人がおらず、地域では高齢化が進んでいるとのことです。

夕食、あまごの塩焼き、手長エビなど目の前での四万十川で取れた食材がたくさん。
さて、四万十川といえばカヌーと言われるほど。
撃沈隊の隊長からも「四万十行ったらカヌーでしょ」 とアドバイス頂きましたので、カヌーでの川下りを申し込みました。

カヌーツーリング(川下り)に出発です。およそ5kmほど下るらしい。
途中、手長エビの漁師さんに会いまして、話しかけてきました。
しろ 「今日の四万十の水はキレイですか」
漁師 「まあ、ふつうだね。昔はもっときれいだった、どこの場所でも川底の石がはっきり見えた。今は見えないところもあってずいぶんと汚れてしまったよ」
しろ 「でも、町ぐるみで川を汚さないように気をつけているのでは?」
漁師 「山や田んぼなど後継者がいなくて荒れている。荒れてしまうと雨のたびに土砂が流入してしまうんだよ。あとは工事なんかでも大型重機をつかうから必要以上にダメージがある、昔は工事だって人力の手作業だったからそんなダメージも無かった」
しろ 「なるほど、深い話ですね。ちなみに今日はエビは取れてますか?」
漁師 「昔の10分の1だよ、以前は地元で食べる量しかとらなかった、今はそれ以上にとっているから減ってきてしまったよ」
清流・四万十川も以前と比べると少しずつ汚れてきている様子。
てっきり生活排水かと思っていたら、荒れた山や畑からの土砂流入が原因とは。小学校が廃校になるほど後継者不足の問題も含めて、簡単に解決できないテーマに。地元の人と話さなかったら知らないままだった。

手長エビを取っている漁師さんに会う、色々話を聞いてみました
一緒に下ってくださるカヌーガイドの方は国内・海外の川を問わずカヤックで回ったという、生粋のカヤッカー。
しろ 「ガイドさんがカヌーで遊ぶ場合はどんな川を行きますか?」
ガ 「増水した川だね、台風のあとは最高。この沈下橋よりも2mくらい水位が高くなるんだ」
しろ 「え、この沈下橋が完全に埋もれるんですか!?」(だから沈下橋なのだが)
ガ 「この辺は台風になればそうなるよ、そのたび土砂が流れるから川が汚れてしまうんだ」
沈下橋がスッポリ沈下するほどの水量とは恐ろしい・・・ でも、上級者だとそのくらいが楽しいのか。今回は鏡みたいな水面で穏やかな流れを行きますが、確かに物足りない気も。そういえば、わたしもオープンウォータの海レースでは荒れた海の方が好きです、それと同じ感覚なのかな。
そして、川の汚れが土砂流入と言うキーワードはここでも出てきました。ほかの川からすれば十分キレイなんですが。

高知で生まれ育ったガイドさんと語らいながら、カヌーはのんびりと進んでゆきます
しろ 「カヤッカーから見た四万十川の魅力ってなんですか」
ガ 「やはり、川岸の風景でしょう。岸壁工事したコンクリートの川岸とかじゃ味気ないですよ」
しろ 「なるほど、たしかにこの景色はいいですね」
ガ 「子供の頃からこの景色は変わってないですね、水は汚れてしまいましたが」
風景は変わっていない、水だけが汚れた。地元の方はみんなそう思っているみたい。40年前はすごくキレイで鮎が手づかみで取れたそうな。四万十川の支流である黒尊川はまだかなりキレイと教えてもらいました。もし次回高知に来るときは黒尊川にも行ってみよう。

5kmほど下り、ゴールの口屋内の沈下橋に到着。この沈下橋から飛び込みしてきました。
昼ごはんは、地元のお母さん方の経営する 「農家レストラン しゃえんじり」 です。
しゃえんじりとはこちら幡多地方の方言で「農家畑」の意味。地元の路地野菜を主にした、地産地消を心がけているお店。お米まで四万十産で近所の農家の方が作っています。今日のメニューはあまごの南蛮漬け、冷汁、五目すし、川エビかき揚げ、川エビそうめん、ナス揚げ浸し、カボチャ煮物などなど、数10品目もあります。

バイキング方式、1000円。当日にある食材でメニューが決まる、おいしいおいしい。

そうめんにまでエビ入ります、ピーナツの味噌和えがうまい、ゴーヤ炒めも美味しい
すっかり四万十川を満喫しました。そろそろ神奈川県に帰らねば。
朝はうるさいくらいのセミの声、夜はうるさいくらいのかえるの声、道を歩けばトンボやチョウがいっぱい、めちゃ暑い日差し、山遊びに川遊び。家の庭でナスやキュウリ摘んで。自分が小さい頃の夏休みってこんな感じだったことを思い出します。
今回は星を眺めようと思ったけど夜空が曇りだったし、黒尊川も見てないし、やり残しもたくさん。また来たいぞ四万十川。

町並みはこんな感じ、8月の真夏日にバラの花が美しく。 いつか、また高知へ。


